政治の迷走や経済の低迷など、いつまでたってもスッキリしない一年でした。猛暑の影響もあってか、どこの医院もこの夏は患者さんの減少が顕著だったようですが、当院も開業以来初めてと言っていいくらいとっても暇な夏でした。まあ、あの暑さでは出かけたくなくなるのも当然ですが、ボーナスを出せるだろうかと冷や汗までかいてしまいました。来年はウサギ年。景気がはねて良くなる年なんだそうですが、本当にそろそろ景気良くなってほしいですねえ(祈)。
政治の迷走や経済の低迷など、いつまでたってもスッキリしない一年でした。猛暑の影響もあってか、どこの医院もこの夏は患者さんの減少が顕著だったようですが、当院も開業以来初めてと言っていいくらいとっても暇な夏でした。まあ、あの暑さでは出かけたくなくなるのも当然ですが、ボーナスを出せるだろうかと冷や汗までかいてしまいました。来年はウサギ年。景気がはねて良くなる年なんだそうですが、本当にそろそろ景気良くなってほしいですねえ(祈)。
義兄が、1,2ヶ月前から舌下部の潰瘍が治らないので診てほしいと来院した。ひと目で腫瘍の可能性が高いと診断、共立病院の口腔外科で精査してもらったところ、やはり舌癌だった。20年ほど前にも知り合いの女性に発見したことがあり、当院では2例目である。もうじき手術予定だが、幸い比較的初期で術後の後遺症も軽くすみそうでほっとしている。それにしても身内に腫瘍等を発見した場合、冷静さを保って説明するのはなかなか難しいものである。
我が家のちいさな庭にも、季節感のある色々な花が咲きます。姫めだかの水鉢には蓮の花が、すずらんの花が終わったあとには、控えめにドクダミの小さな白い花が、そして何といっても6月の主役はアジサイです。気がつけばいつの間にかうっすらと水色に色づいてきました。
歳をとると庭いじりが好きになるといいますが、たしかに年々植物への関心が増しています。もしかして人間も、最後はだんだん植物化していくのでしょうか?
●まったく信じがたい事件です。インプラントの再使用禁止は常識。それを常態的にやっていたと、複数の元スタッフが証言しています。愛知県のこの歯科医師は、もともと色々と不祥事があって地元の歯科医師会を強制退会させられていたとのこと。不正請求や歯科助手にレーザーを照射させるなどの資格外診療をさせて、5年間の保険医停止処分中だったそうで、そういう中でなおバンバン広告を出し、インプラント等保険外診療で稼ぎまくっていたというのですから(フェラーリなど高級車3台を乗り回し、銀座で豪遊していたとのニュースが流されました)、かなり特殊な例と言えるでしょう。 ●この事件で最も被害を受けたのは患者さんたちですが、インプラントにまじめに取り組んでいる歯科医師に与えた影響も計り知れないほどでしょう。きちんと症例を選び、全身的な糖尿病や骨密度などの検査もやり、顎骨の厚みや幅をエックス線やCTで把握し、細心の注意を払い確かなテクニックをもって行えば、今やほぼ確立されたすばらしい治療法なのですが、実際には中途半端な講習を受け安易に取り組んでいる歯科医師もいるようで、残念なことです。 ●私たち歯科医師全員が、慢心せずに日々研鑽を積み、信頼回復に努めなければならないと思います。
大好きな忌野清志郎が5月に逝ってしまって、はや2ヶ月がたつ。大好きな人がいなくなった世界はやはりさみしい。あんなにパワフルでやさしい男が、こんなに早くあっさりと向こうに行ってしまったことが、まだ信じられない。
でも彼と同時代を生きられたことを嬉しく思う。その歌からどれだけ生きるエネルギーをもらったことか、戦争やら原発やら、おかしいと思うことにストレートにものを言う姿勢に勇気をもらい、なによりいっぱいの愛を感じられてしあわせだった。
もうすぐ親友I君の命日が来ます。その死に驚き悲しんだのはついこの間のような気がするのですが、早いものでもうすぐ一年がたとうとしています。
人は二度死ぬと言います。ひとつは本来の意味での肉体的な死。そしてもうひとつは、自分の存在を覚えている人たちの死によって、自分という人間の記憶が消滅すること。このとき、二度目の死が訪れると言うのです。
近頃、人の魂はあるいは微細な素粒子のようなものになって、ずっと宇宙を漂っているのかもしれないと思うようになりました。彼が好きだった音楽が流れてきたとき、風に吹かれてふと空を見上げたとき、田町界隈のお店で赤ワインを飲むときさえ「これはIちゃんの好きなタイプだなあ」と、身近に彼の“存在”を感じてしまいます。
少なくとも、二度目の死を迎えるまでは一緒にいられるように、なるべくボケないで彼の分も長生きしなくちゃと思う今日この頃です。
2月11日、ついに60歳の誕生日を迎えてしまいました。なんか不思議な気がします。精神年齢は30歳くらいで止まったままなものですから…。
少し体力は落ちてきたかなと日々実感していますが、まだまだ老け込む歳ではないと思います。
この前下北沢の本多劇場で観た『オールド・バンチ』という芝居は、平均年齢八十歳という演劇界の大御所たちが、パワフルに過激に、戦後ゲイとして生き抜いた元兵士たちを熱演し、「戦後の時代とニッポンの今」を告発していました。素敵な舞台でした。
「まだまだ」と自分に言い聞かせて、これからも仕事に遊びに頑張りたいと思います。
院長ブログを始めることにしました。と言っても、歯科診療に関わることよりは、日常の「つぶやき」みたいなものが多くなると思います。
好きなワインや猫の話、演劇や映画の話、海やヨットの話等々、徒然なるままに書いていきたいと思います。