3月11日、友人の美術家・吉田重信さんとのコラボで、東京のちひろ美術館で講演する機会を得ました。代表をつとめる「いわき放射能市民測定室」の活動と測定結果の概要を話してほしいとのことで引き受けました。
東京の人たちにはたしてフクシマの思いは伝わるのか、不安も少しありましたが、約1時間の話を皆さん真剣に聞いてくださりました。「どうしたらいいか分からないことばかりですが、数値を見て現実と向き合いたい」「困難な中で立ち上がった市民の皆さんに敬意」「内部被曝の問題は福島だけでなく日本全体の問題だと再認識しました」等々の感想が寄せられました。
目に見えない放射能を漠然と恐れるだけでなく、自分で数値を正しく知り正しく判断できるようになることの大切さを改めて感じていただけたのが何より嬉しく、また要請があればどこにでも出かけて行こうという気持ちになりました。