折り紙で作ったきれいな手裏剣をいっぱい持ってきたAくん、4才。
『いいなぁ、先生も一つほしいな。』
『自分で作ったら?
折り紙2つでできるよ』
『先生、折り紙できないんだ…』
『ふーん、じゃあ僕のママに教えてもらったら?』
どうしても一個もあげられないAくんには、宝物なんだなと思い、
そこであきらめ引き下がりました。
折り紙で作ったきれいな手裏剣をいっぱい持ってきたAくん、4才。
『いいなぁ、先生も一つほしいな。』
『自分で作ったら?
折り紙2つでできるよ』
『先生、折り紙できないんだ…』
『ふーん、じゃあ僕のママに教えてもらったら?』
どうしても一個もあげられないAくんには、宝物なんだなと思い、
そこであきらめ引き下がりました。
Sくん、6才。
治療が終わり、先生にむかって
『僕さっき、こんな変な顔したでしょ? 痛かった…。』
治療中は、騒ぎもせず
『痛かったら手をあげてね。』
と言っても手をあげずに
終わってからぽつりと報告。
とてもがまん強いSくんでした。
いつもパパと来る5さいのHくん。
その日はママと来ました。はじめて来たママに『こっちは大人のスリッパでこっちは子供』『これは大人用の本で子供の本はこっち』と説明してあげ、とてもうれしそうで、いつも上手に治療を受けていますが、その日はさらに上手に治療できていました。
小学校3年生のKくん。元気いっぱいで診療室に入ってきます。ある日、痛さをこらえきれず治療を中断しました。
帰る時に一言。
『痛くないように次来るまで、歯を鍛えてくるから!』
次からは治療を中断しなくてすむようにと、Kくんの心意気が伝わりました。